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プログラミングをより深く理解するには、アセンブリ言語など機械語を直接 扱う経験が必要だと思われます。 本講義では、ハードウェアに密接したプログラミング、システム設計、イン タフェースなどを総合的に学ぶことにより、ハードウェアを意識したプログ ラミングを学ぶことを目指します。 そのうえ、アセンブリ言語によるプログラム開発も行います。
単なるプログラミングのみならず、インタフェースの設計なども学び、マイ コン開発の基礎のマスターを目指します。
Arduino とは ATMEL ATMEGA328Pマイコンを実装したマイコンボードです。 I/O の仕様を公開しているのと、プログラムローダー、USB通信、開発用IDE があるため、マイコン初心者でも最初の一歩が非常に取っ付きやすいです。
本講義では Arduino Uno を前提に講義を行います。 但し、Arduino の他のマイコンや、Uno をかたる似たようなマイコンボード、 ATMEGA328P や相当品を用いた自作のボードなどでも、大体同じようなこと ができます。 Arduino Uno 自体はそれなりの値段がしますので、自己判断で色々試してみ るのもいいでしょう。 トラブルを経験することで様々な知識を得ることができます。
Arduino は書き込み用の別ハードウェアを必要としませんので、個人ですべて 開発できるように環境を整えるようにできます。 一部のArduino や自作のボードなどでは USB シリアル変換のインタフェース が必要な場合があります。
その他、LEDなど外部装置は、授業を受ける人が全員同じになるように、配 布する予定です。 なお、外部装置を扱うには、工具や計測器が必要です。 特に、テスター(ディジタルマルチメータ DMM)の頻度は高いと思いますの で、携帯用のディジタルマルチメータの入手は考えてください。 この講義で使用する際には、高級な機能は必要ないので、導通、電圧、抵抗 値がわかればなんでもいいです。但し、扱う電流が小さいので、アナログテスターのような誤差が大きいものはあまり好ましくありません。
電子パーツ一式を配布します。 配布の準備ができたら、金曜3,4限の実験の時間に実験室で受け取れるよう にします。