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コンピュータの本来の目的は、目的の計算を行うためのソフトウェア(アプリケーションソフト)を 実行することです。 しかし、 コンピュータ資源を統一的に扱うためや、利用者の指示がしやすいようになど、 コンピュータの利用を手助けするための、ライブラリやサービスソフトが提 供され、それが多くのコンピュータで統一されると便利です。 そのために、開発されたのが Operating System です。
OSにおいて、システムの動作を制御する部分をカーネルと言い、 ユーザの操作に対応する部分をシェルと言います。 古くからあるのが文字を介して、コマンドの文字列を入力して操作する Charactor User Interface である対話型シェルです。 一方、近年ではGraphic User Interface のシェルも使われるようになって きました。 但し、簡便さや再現性の高さなど、サーバに対するシェルにはしばしば対話 型シェルが使われます。
現在サーバーOSとしてよく使われているのが Linux システムです。 これは、 Linus Torvalds が作ったカーネル Linux、 Free Software Foundation が作った GNU ソフト(Cコンパイラ、サービスプ ログラムなど)、 インストーラ、管理ソフトなどを組み合わせたものです。
UNIX では、ファイル、ディレクトリに所有者、所属グループという属性が ある。 所有者、所属グループ、その他に対して、読み、書き、実行(rwx)が設定変 更ができる。 さらに、すべてのファイル、ディレクトリについて、読み、書き、実行の権 限があるただ一つの特権ユーザとして root というログイン名がある。
root はシステムの運用において大きな影響を及ぼすため、通常の運用では 使用せず、もっぱら設定の変更などの際に使用するべきである。 そのため、root でログインさせず、一般ユーザが状況に応じて特権ユーザ に昇格するコマンドを使って運用するのが一般的である。
特権ユーザになるコマンドは
UNIX 系の OS は唯一の根のフォルダ / (ルート)があり、そこに、ファイル やディレクトリが置かれる。 ルートにあるディレクトリの名前には歴史的な経緯から次のような意味付けが されている。
また、特殊な装置のI/Oやシステム状態などもすべてファイルに紐付けられ ていて、ファイルアクセスと同様に読み書きができるようになっている。
ファイルには、所有者、所有グループ、その他の3段階において、それぞれ、
読み、書き、実行のそれぞれの権限を設定できるようになっている。
ファイルの所有者やグループを変えるには
vi は古く(キーボードにカーソルキーが無い時)からあるスクリーンエディ タです。
vi の特徴的なことは、編集モード、コマンドモード、入力モード、検索モー ドと各モードが存在しています。 そして、デフォルトは編集モードになっていることです。 そのため、画面が出ても、キーボードを文字を押しても、その文字は入力さ れません。 編集モードから入力モードに移行するのに、何種類ものコマンドが用意され ています。 一方で、編集モードに戻るには Esc キーで戻ります。
以下の機能を探すと便利です。 vi はシステム管理者がシステムをいじるときに使用する標準的なエディタ なので、身につけておくべきでしょう。
Linux 標準教科書 v2.0.0 7章
ログイン、アカウント
その他試すべきコマンド
ファイル操作
Linux 標準教科書 v2.0.0 6章
vi によるファイル作成
abc123 def456 ghi789
abc123 def123456789 ghi789
abc456 def456456789 ghi789
Wireshark を立ち上げ、 Linux サーバにログインするときのパケットの流れを観察しなさい。