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本日はグループワークはありません。授業の感想をTDUitterに投稿して 下さい。
次のような、二つのネットワークを一台のルータで接続した単純なネットワー クを構築する実験を行います。
但し、これを実現するのに、ルータ一台の他、スイッチ一台、パソコン一台だ けを使用します。 そのため、VLAN、 Virtual Machine を活用します。
まず、ルータ、スイッチ、PC を接続します。 ルータの FastEthernet0/0 をスイッチの FastEthernet0/6 に、 ルータの FastEthernet0/1 をスイッチの FastEthernet0/7 につなぎます。 PC をスイッチの FastEthernet0/8 につなぎます。 なお、アドレスを設定せずにルータ、スイッチを輪になるように接続すると、 802.1d のプロトコルにより、輪ができている状態を解消するために、一部のポート が停止します。 これは、アドレスを振りなおした後でポートを起動すれば使用できるようにな りますので、問題ありません。
また、ルータやスイッチを接続するためのシリアルケーブルを PC に接続しま す。 PC では Tera Term などの端末ソフトを起動します。
Intel の最近のネットワーク用の IC にはノートパソコンに搭載されているも のでも VLAN 機能を持っています。 但し、 Windows に最初から搭載されているドライバーにはその機能がありま せんので、ドライバーをインストールする必要があります。 それは、Advanced Network Services という機能です。 http://downloadcenter.intel.com/Default.aspx?lang=jpn にアクセスし、 ネットワークアダプタと OS を選択して、 Advaneced Network Services が搭 載されているドライバーをインストールします。
これにより、ネットワークアダプタの「構成」ボタンにおいて、 VLAN タブが 有効になります。
ここでは VLAN14 と VLAN15 を作成しておきます。 作成すると、 Windows にネットワークデバイスとして追加されます。 一方で、従来のネットワーク接続は失われますので注意が必要です。
VLAN14 には 172.20.13.2/24, VLAN15 には 172.20.12.2/24 を設定します。
無料で Windows OS も動作する、Sun の Virtual Box を利用しました。 Windows XP に近いOSとして ReactOS を 2 つ用意します。 それぞれ winxp1 と winxp2 と名前を付けます。
ネットワークは「ブリッジ接続」を選び、 winxp1 は VLAN14 のインターフェ イスに、 winxp2 は VLAN15 のインターフェイスに接続します。 そして、 winxp1 の IP アドレスを 172.20.13.3/24 に、デフォルトゲートウェイ を 172.20.13.1 に、 winxp2 の IP アドレスを 172.20.12.3/24 に、デフォル トゲートウェイを 172.20.12.1 に設定します。
VLAN を使用するため、 802.1Q という規格を使います。 CISCO では、複数の VLAN を一本の線に乗せることをtrunkと呼ん でいます。 一方、他社では違う呼び方をしています。 802.1Q という規格では、複数の VLAN パケットを混ぜる際に、個々の識別の ために Ether パケットのフレームを拡張して VLAN 番号でタグ付けをします。 そのため、802.1Q の規格による VLAN を タグ付き VLAN と呼んだり、混ぜて送受するポートを タグ付きポート と呼んだりします。
設定はポート 6 が VLAN14, ポート 7 を VLAN15 とします。 そして、ポート 8 は dot1q 指定の trunc に指定し、VLAN14 と VLAN15 を通 します。
configure terminal
vlan 14
exit
vlan 15
exit
interface fastethernet0/6
switchport mode access
switchport access vlan 14
exit
interface fastethernet0/7
switchport mode access
switchport access vlan 15
exit
interface fastethernet0/8
switchport trunk encapsulation dot1q
switchport mode trunk
switchport trunk allowed vlan 14,15
end
スイッチの設定の確認は show vlan、show interfaces FastEthernet0/8 switchport などで確認します。
catalyst3560#show vlan VLAN Name Status Ports ---- -------------------------------- --------- ------------------------------- 1 default active Fa0/1, Fa0/2, Fa0/3, Fa0/4 Fa0/5, Gi0/1 4 VLAN0014 active Fa0/6 5 VLAN0015 active Fa0/7 1002 fddi-default act/unsup 1003 token-ring-default act/unsup 1004 fddinet-default act/unsup 1005 trnet-default act/unsup VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2 ---- ----- ---------- ----- ------ ------ -------- ---- -------- ------ ------ 1 enet 100001 1500 - - - - - 0 0 14 enet 100004 1500 - - - - - 0 0 15 enet 100005 1500 - - - - - 0 0 1002 fddi 101002 1500 - - - - - 0 0 1003 tr 101003 1500 - - - - - 0 0 1004 fdnet 101004 1500 - - - ieee - 0 0 1005 trnet 101005 1500 - - - ibm - 0 0 Remote SPAN VLANs ------------------------------------------------------------------------------ Primary Secondary Type Ports ------- --------- ----------------- ------------------------------------------
catalyst3560#show interface FastEthernet 0/8 switchport Name: Fa0/8 Switchport: Enabled Administrative Mode: trunk Operational Mode: trunk Administrative Trunking Encapsulation: dot1q Operational Trunking Encapsulation: dot1q Negotiation of Trunking: On Access Mode VLAN: 1 (default) Trunking Native Mode VLAN: 3 (VLAN0003) Administrative Native VLAN tagging: enabled Voice VLAN: none Administrative private-vlan host-association: none Administrative private-vlan mapping: none Administrative private-vlan trunk native VLAN: none Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none Administrative private-vlan trunk private VLANs: none Operational private-vlan: none Trunking VLANs Enabled: 14,15 Pruning VLANs Enabled: 2-1001 Capture Mode Disabled Capture VLANs Allowed: ALL Protected: false Unknown unicast blocked: disabled Unknown multicast blocked: disabled Appliance trust: none
この実験ではルータのフォワーディング機能を確認します。
configure terminal
interface FastEthernet0/0
ip address 172.20.13.1 255.255.255.0
no shutdown
exit
interface FastEthernet0/1
ip address 172.20.12.1 255.255.255.0
no shutdown
end
ここで、 no shutdown を指定しないと、接続時に停止したポートが有効にな りませんので注意が必要です。
設定を確認するには、 show ip route を打つことで、自動的にルー ティングテーブルに接続したポートが自動的に追加されていることが確認でき ます。
Router# show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 2 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 C 172.20.13.0 is directly connected, FastEthernet0/0
このような設定において、 VPC1 から VPC2 へ ping を打つと、返事が返って きます。これは何故でしょう?
VPC1 のルーティングテーブルは次の様になっています。
C:\Documents and Settings\sakamoto>route print =========================================================================== Interface List 0x1 ........................... MS TCP Loopback interface 0x2 ...08 00 27 25 dd 70 ...... AMD PCNET Family PCI Ethernet Adapter - パケット スケジューラ ミニポート =========================================================================== =========================================================================== Active Routes: Network Destination Netmask Gateway Interface Metric 0.0.0.0 0.0.0.0 172.20.13.1 172.20.13.3 20 127.0.0.0 255.0.0.0 127.0.0.1 127.0.0.1 1 172.20.13.0 255.255.255.0 172.20.13.3 172.20.13.3 20 172.20.13.3 255.255.255.255 127.0.0.1 127.0.0.1 20 172.20.255.255 255.255.255.255 172.20.13.3 172.20.13.3 20 224.0.0.0 240.0.0.0 172.20.13.3 172.20.13.3 20 255.255.255.255 255.255.255.255 172.20.13.3 172.20.13.3 1 Default Gateway: 172.20.13.1 =========================================================================== Persistent Routes: None
このうち本質的なのは次です。
Network Destination Netmask Gateway Interface Metric 0.0.0.0 0.0.0.0 172.20.13.1 172.20.13.3 20 172.20.13.0 255.255.255.0 172.20.13.3 172.20.13.3 20
送信元 172.20.13.3、宛先 172.20.12.3 の ICMP エコーパケットがデフォルト ゲートウェイ172.20.13.1 に送られます。
show ip route による出力は次の通りです。
Router# show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 2 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 C 172.20.13.0 is directly connected, FastEthernet0/0 Router#
受け取った 172.20.12.3 宛のパケットに関しては、ルーティングテーブルに当 該ネットワークが存在するので、フォワーディングされます。
ルータより、送信元 172.20.13.3、宛先 172.20.12.3 の ICMP エコーパケット が到達します。
その結果、送信元 172.20.12.3、宛先 172.20.13.3 の ICMP エコーリプライパ ケットが生成されます。 この時、VPC2 のルーティングテーブルは次の様になっています。
C:\Documents and Settings\sakamoto>route print =========================================================================== Interface List 0x1 ........................... MS TCP Loopback interface 0x2 ...08 00 27 25 dd 70 ...... AMD PCNET Family PCI Ethernet Adapter - パケット スケジューラ ミニポート =========================================================================== =========================================================================== Active Routes: Network Destination Netmask Gateway Interface Metric 0.0.0.0 0.0.0.0 172.20.12.1 172.20.12.3 20 127.0.0.0 255.0.0.0 127.0.0.1 127.0.0.1 1 172.20.13.0 255.255.255.0 172.20.12.3 172.20.12.3 20 172.20.13.3 255.255.255.255 127.0.0.1 127.0.0.1 20 172.20.1255.255 255.255.255.255 172.20.12.3 172.20.12.3 20 224.0.0.0 240.0.0.0 172.20.12.3 172.20.12.3 20 255.255.255.255 255.255.255.255 172.20.12.3 172.20.12.3 1 Default Gateway: 172.20.12.1 =========================================================================== Persistent Routes: None
このうち本質的なのは次です。
Network Destination Netmask Gateway Interface Metric 0.0.0.0 0.0.0.0 172.20.12.1 172.20.12.3 20 172.20.12.0 255.255.255.0 172.20.12.3 172.20.12.3 20
これにより、送信元 172.20.12.3、宛先 172.20.13.3 の ICMP エコーリプライ パケットがデフォルトゲートウェイ172.20.12.1 に送られます。
show ip route による出力は先ほど同様に、次の通りです。
172.20.0.0/24 is subnetted, 2 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 C 172.20.13.0 is directly connected, FastEthernet0/0
受け取った 172.20.13.3 宛のパケットに関しては、ルーティングテーブルに当 該ネットワークが存在するので、フォワーディングされます。
以上のプロセスにより、 ICMPエコーリプライパケットが返ってきます。
以上のシナリオにおいて、パケットの転送に用いられた情報は以下の通りです。
つまりルータ 1 台のみの状況においては、パソコンでデフォルトゲートウェ イを設定しておけば、ルータでルーティングを特に設定しなくてもパケットの 交換は可能なことがわかります。
次のような、3つのネットワークを2台のルータで接続したネットワー クを構築する実験を行います。
但し、これを実現するのに、ルータ一台の他、スイッチ一台、パソコン一台だ けを使用します。 そのため、実験1同様にVLAN、 Virtual Machine を活用します。
なお、今回はスイッチでもルーティングを行います。 ポートと VLAN 間でルーティングします。
まず、ルータ、スイッチ、PC を接続します。 これは実験1と同様です。 ルータの FastEthernet0/0 をスイッチの FastEthernet0/6 に、 ルータの FastEthernet0/1 をスイッチの FastEthernet0/7 につなぎます。 PC をスイッチの FastEthernet0/8 につなぎます。 なお、アドレスを設定せずにルータ、スイッチを輪になるように接続すると、 802.1d のプロトコルにより、輪ができている状態を解消するために、一部のポート が停止します。 これは、アドレスを振りなおした後でポートを起動すれば使用できるようにな りますので、問題ありません。
また、ルータやスイッチを接続するためのシリアルケーブルを PC に接続しま す。 PC では Tera Term などの端末ソフトを起動します。
設定はポート 6はルータポート、 ポート 7 を VLAN15 とします。 そして、ポート 8 は dot1q 指定の trunc に指定し、VLAN14 と VLAN15 を通 します。 ルータはポート 6 と VLAN14 に接続し、それぞれ IP アドレスとして、 172.20.15.2/24 と 172.20.13.1/24 を設定します。
configure terminal
vlan 14
exit
vlan 15
exit
ip routing
interface fastethernet0/6
no switchport
ip address 172.20.15.2 255.255.255.0
no shutdown
exit
interface fastethernet0/7
switchport mode access
switchport access vlan 15
exit
interface fastethernet0/8
switchport trunk encapsulation dot1q
switchport mode trunk
switchport trunk allowed vlan 14,15
exit
interface vlan 14
ip address 172.20.13.1 255.255.255.0
no shutdown
end
スイッチの設定の確認は show vlan、show interfaces FastEthernet0/8 switchport などで確認します。
catalyst3560#show vlan VLAN Name Status Ports ---- -------------------------------- --------- ------------------------------- 1 default active Fa0/1, Fa0/2, Fa0/3, Fa0/4 Fa0/5, Gi0/1 3 VLAN0003 active 14 VLAN0014 active 15 VLAN0015 active Fa0/7 1002 fddi-default act/unsup 1003 token-ring-default act/unsup 1004 fddinet-default act/unsup 1005 trnet-default act/unsup VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2 ---- ----- ---------- ----- ------ ------ -------- ---- -------- ------ ------ 1 enet 100001 1500 - - - - - 0 0 3 enet 100003 1500 - - - - - 0 0 14 enet 100014 1500 - - - - - 0 0 15 enet 100015 1500 - - - - - 0 0 1002 fddi 101002 1500 - - - - - 0 0 1003 tr 101003 1500 - - - - - 0 0 1004 fdnet 101004 1500 - - - ieee - 0 0 1005 trnet 101005 1500 - - - ibm - 0 0 Remote SPAN VLANs ------------------------------------------------------------------------------ Primary Secondary Type Ports ------- --------- ----------------- ------------------------------------------
catalyst3560#show interfaces FastEthernet 0/6 FastEthernet0/6 is up, line protocol is up (connected) Hardware is Fast Ethernet, address is 0025.83c7.fc41 (bia 0025.83c7.fc41) Internet address is 172.20.15.2/24 MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec, reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation ARPA, loopback not set Keepalive set (10 sec) Full-duplex, 100Mb/s, media type is 10/100BaseTX input flow-control is off, output flow-control is unsupported ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00 Last input 00:00:06, output 00:00:08, output hang never Last clearing of "show interface" counters never Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0 Queueing strategy: fifo Output queue: 0/40 (size/max) 5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 157 packets input, 17239 bytes, 0 no buffer Received 28 broadcasts (0 IP multicasts) 0 runts, 0 giants, 0 throttles 0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored 0 watchdog, 24 multicast, 0 pause input 0 input packets with dribble condition detected 1558 packets output, 151322 bytes, 0 underruns 0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets 0 babbles, 0 late collision, 0 deferred 0 lost carrier, 0 no carrier, 0 PAUSE output 0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
catalyst3560#show interfaces vlan 14 Vlan14 is up, line protocol is up Hardware is EtherSVI, address is 0025.83c7.fc42 (bia 0025.83c7.fc42) Internet address is 172.20.13.1/24 MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec, reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation ARPA, loopback not set ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00 Last input 00:00:01, output 00:04:16, output hang never Last clearing of "show interface" counters never Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0 Queueing strategy: fifo Output queue: 0/40 (size/max) 5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 69 packets input, 6651 bytes, 0 no buffer Received 0 broadcasts (0 IP multicasts) 0 runts, 0 giants, 0 throttles 0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored 2 packets output, 128 bytes, 0 underruns 0 output errors, 0 interface resets 0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
catalyst3560#show interfaces FastEthernet 0/8 switchport Name: Fa0/8 Switchport: Enabled Administrative Mode: trunk Operational Mode: trunk Administrative Trunking Encapsulation: dot1q Operational Trunking Encapsulation: dot1q Negotiation of Trunking: On Access Mode VLAN: 1 (default) Trunking Native Mode VLAN: 3 (VLAN0003) Administrative Native VLAN tagging: enabled Voice VLAN: none Administrative private-vlan host-association: none Administrative private-vlan mapping: none Administrative private-vlan trunk native VLAN: none Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none Administrative private-vlan trunk private VLANs: none Operational private-vlan: none Trunking VLANs Enabled: 14,15 Pruning VLANs Enabled: 2-1001 Capture Mode Disabled Capture VLANs Allowed: ALL Protected: false Unknown unicast blocked: disabled Unknown multicast blocked: disabled Appliance trust: none
catalyst3560#show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 2 subnets C 172.20.13.0 is directly connected, Vlan14 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/6
IP アドレスは変わりますが、実験1とほとんど同じです。
configure terminal
interface FastEthernet0/0
ip address 172.20.15.1 255.255.255.0
no shutdown
exit
interface FastEthernet0/1
ip address 172.20.12.1 255.255.255.0
no shutdown
end
ここで、 no shutdown を指定しないと、接続時に停止したポートが有効にな りませんので注意が必要です。
設定を確認するには、 show ip route を打つことで、自動的にルー ティングテーブルに接続したポートが自動的に追加されていることが確認でき ます。
yourname#show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 2 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/0
このような設定では、 VPC1 から VPC2 へ ping を打つと、返事が返って きません。これは何故でしょう?
C:\Documents and Settings\sakamoto>ping 172.20.12.3 Pinging 172.20.12.3 with 32 bytes of data: Reply from 172.20.13.1: Destination host unreachable. Reply from 172.20.13.1: Destination host unreachable. Reply from 172.20.13.1: Destination host unreachable. Reply from 172.20.13.1: Destination host unreachable. Ping statistics for 172.20.12.3: Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss), Approximate round trip times in milli-seconds: Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms C:\Documents and Settings\sakamoto>
これは双方のルータにおいて、ネットワーク情報が不十分なため、不明なネッ トワークを相手のルータに託せるか判断ができないためです。 Wire Shark で確かめてみましょう。
するとスイッチ側のルータに届きます。 スイッチ側のルータのルーティングケーブルには次のエントリがあります。
catalyst3560#show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 2 subnets C 172.20.13.0 is directly connected, Vlan14 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/6 catalyst3560#
このため、ルーティングテーブルに必要な情報を書き込む必要があります。
とりあえず、スイッチ側のルータのルーティングテーブルにスタテイックに情 報を書いてみます。
configure terminal
ip route 172.20.12.0 255.255.255.0 172.20.15.1
end
catalyst3560#show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets S 172.20.12.0 [1/0] via 172.20.15.1 C 172.20.13.0 is directly connected, Vlan14 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/6
このようにし、 VPC1 から
C:\Documents and Settings\sakamoto>ping 172.20.12.3 Pinging 172.20.12.3 with 32 bytes of data: Request timed out. Request timed out. Request timed out. Request timed out. Ping statistics for 172.20.12.3: Packets: Sent = 4, Received = 0, Lost = 4 (100% loss), C:\Documents and Settings\sakamoto>
するとスイッチ側のルータに届きます。 スイッチ側のルータのルーティングケーブルには次のエントリがあります。
172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets S 172.20.12.0 [1/0] via 172.20.15.1 C 172.20.13.0 is directly connected, Vlan14 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/6
1841 ルータ のルーティングテーブルは次の様になっています。
172.20.0.0/24 is subnetted, 2 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/0
従って、 172.20.13.3 宛のパケットの転送先は計算できず、 VPC2 宛に ICMP Unreachable が 送られます。
VPC2 に ICMP Unreachable が届きますが、それ以上何も起きません。 そのため、 VPC1 は何もメッセージを受けとりません。
VPC1 はタイムアウトを表示します。
1841 ルータにスタティックルートを設定します。
configure terminal
ip route 172.20.13.0 255.255.255.0 172.20.15.2
end
すると、初めて VPC1 の
この時の各ルータのルーティングテーブルは次の様になっています。
172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 S 172.20.13.0 [1/0] via 172.20.15.2 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/0
172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets S 172.20.12.0 [1/0] via 172.20.15.1 C 172.20.13.0 is directly connected, Vlan14 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/6
S はスタティックルートを表しています。
次に、各ルータのスタティックルートを削除して、 RIP プロトコルでルーティ ングテーブルを計算させましょう。
configure terminal
no ip route 172.20.13.0 255.255.255.0
router rip
network 172.20.0.0
end
configure terminal
no ip route 172.20.12.0 255.255.255.0
router rip
network 172.20.0.0
end
このときのルーティングテーブルは次の様になっています。
172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 R 172.20.13.0 [120/1] via 172.20.15.2, 00:00:19, FastEthernet0/0 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/0
172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets R 172.20.12.0 [120/1] via 172.20.15.1, 00:00:05, FastEthernet0/6 C 172.20.13.0 is directly connected, Vlan14 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/6
また、 Wire Shark で取得できる RIP のパケットは次の様になっています。
次に、RIP を止めて OSPF でルーティングテーブルを計算させましょう。
configure terminal
no router rip
router ospf 109
network 172.20.0.0 255.255.0.0 area 0
end
configure terminal
no router rip
router ospf 109
network 172.20.0.0 255.255.0.0 area 0
end
このときのルーティングテーブルは次の様になっています。
Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets C 172.20.12.0 is directly connected, FastEthernet0/1 O 172.20.13.0 [110/2] via 172.20.15.2, 00:14:41, FastEthernet0/0 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/0
Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is not set 172.20.0.0/24 is subnetted, 3 subnets O 172.20.12.0 [110/2] via 172.20.15.1, 00:13:20, FastEthernet0/6 C 172.20.13.0 is directly connected, Vlan14 C 172.20.15.0 is directly connected, FastEthernet0/6
また、 Wire Shark で取得できる OSPF のパケットは次の様になっています。
ルータが2台以上あると、相互に独立に接続しているネットワークの情報を知 らなければなりません。 手動で行うのはスタティックルーティングで、これは各情報をじかに入力する ものです。 一方ダイナミックルーティングとして RIP や OSPF があります。 これらは、原理が大きく異なりますが、設定方法はかなり似ています。 但し、RIP はサブネットマスクを伝搬しませんので、その設定もありません。
また、 ping に関して、行きの経路が無い場合は ICMP unreachable を受ける ためエラーを検知できますが、帰りの経路が無い場合はエラーを受けることが できずタイムアウトします。
東京電機大学キャンパスネットワークは2018年度に増強が行われました。 バックボーンが10Gbit Ethernet となり、無線LANが増強されました。